農家の暮らし

 今では見られなくなった、昭和30年頃の農作業や、農具、子どもたちの遊びや、
 農家の暮らしぶり、などを、記憶を辿りつつ 「イラスト」にして見ました。

        私設弓道場「高橋庵」に展示してある農具もご紹介します。

    
    「一斗升」           「箕」 ミ             「かご トウシ」           「1斗 5升 2斗ザル」                         

 昭和30年頃の田んぼの耕作風景

 田植えは後ろへ下がりながら植えて行くので
  前にいる人1番下手


  
             
       「一斗升」 「藁スグリ」                「石臼」                 味噌たる

 

農家の暮らしと農具

「かご」と「ざる」

めどかご

(しょいかご)

かづっかご しょっかた ボデざる ゲスざる
しょい紐をつけて背負うので
ショイカゴという。鍬、鎌、草ナギ、野菜などを入れて歩く

男用のかづきかご

女用の運搬用具。稲、麦、たきぎ、草刈りなど、バランスが難しく
なかなかうまくいかない。腰が
丈夫になる。

  魚いれ、物入れ

堆肥などふる、物入れ

                             「キヌシかご」       「牛車」(鉄輪の車から「タイヤ」に替えた        牛の荷鞍

高橋庵展示の農具
nougu1.jpg (12244 バイト)

    民具
     nougu3.jpg (12710 バイト)
           フリ桶(糞尿桶)             カケヤ.メンヅキ       桑切機          火鉢と秤

 農家の生活

母屋 座敷、奥(でい)、寝室(ねどころ)、台所(おだや)、下部屋、にわば、神棚、仏壇、釜屋、
味噌部屋、えびす様、こうじん様
小屋 堆肥小屋、牛馬小屋、鶏小屋、豚小屋、木小屋(一年分のサライキ、枝、葉、カレコ、
マキ、ヅボ等入れる)
台所(おだや) ごはんを食べる所。各人お膳(大人は足つき、子供は平)があって、戸棚にしまって置く。

茶碗は一回ごとに洗わないで、食べた後お茶を呑んで、キレイにしておく(一週間に二回位洗う)。

 

秤り (4貫 20貫 60貫)
   と 水汲み天秤     
囲炉裏(イロリ)








      大豆の収穫
 ムシロ干し 杵オでタタク

 
             いろりの定席            二斗張臼      柳行李(物入れ) ツヅラ    
      
    餅つき杵(お)と米つき(お)      餅つき(杵)バタつき3本 大豆    粟をタタク(お) と藁をうつ(お)
                                          
釜屋 カマヤ 釜屋にはこうじん様が祀ってあり、カマドと木置場があり、いろいろの道具がある。
(火吹き竹、火かき棒、十能、消しつぼ、火ばさみ、火ばし[大、小]、桶、すり鉢、
すりこぎ、ミソコシ、ウス刃、出刃、ふきんかけ)
     
     3升.2升炊 大釜 

 

湯どの (風呂場)
      
      別棟の風呂場                       風呂. 桶

 


   五右ェ門風呂.釜
                      
  火災予防の為 別棟に風呂場 五右衛門風呂 夕方水汲み、ふろ焚き

子供の遊び
ばな イタチばな、モグラばな、小鳥ばな
ブッチメ 網ばな−バタリ(パタリ)

竹と縄で弓をつくり、縄をぐるぐる巻いてヨジり、その反動力をつかって
餌(籾)を食べた小鳥を網でかぶせてしまう仕掛け

                     
           ブッチメ                                        バタリ      



              
            柱時計                お鉢と鍋     釜と鍋

 

ご感想などお聞かせください

 

トップページへ