「高橋庵」“近的・遠的”弓道場


     古希を迎えた平成9年
       何か記念になることはないかと思案し、自宅内に
       手造りの弓道場を作ることを計画しました。
       台風で倒れた材木や、旧母屋の建具などを利用し
       設計、材木の伐採、運搬、建築まで、自分一人で
       作って みようと 3ケ月をかけて取り組みました。
       ズブの素人大工ですが 体配.作法 入場.退場
       の出来る  間口四間×奥行五間、 ヒサシ二間 
       近的(28m)と 遠的(60m)を備えた道場が完成


50歳から始めた弓道

昭和50年

 香取神宮、佐原弓友会に入会。弓道は旧制中学1年生の時に
少し経験しただけでした。

昭和51年

「春」、初段、「秋」、二段を取得

昭和52年

「春」、三段、「秋」、四段を取得

昭和53年5月

成田空港開港。機内食を扱う(株)T.F.Kに就職。この間、弓はやめた
訳ではないが、「一時中断」

昭和62年

「60歳」を機に会社退職。弓道再開。春、自宅内に「一人立」の
弓道場を建築し、練習を始める。

「秋」、五段に合格(水戸連合審査)。しかし、その後何回か「錬士」
に挑戦するが失敗!

平成3年

ついに「錬士合格」(長野審査)。

平成4年

つづいて「六段合格」(蒲郡審査)。

未熟な私の射で錬士六段になってしまった幸運の奇跡に不思議ビックリ

私設道場「高橋庵」弓道場の設計、建築を始める。

チェーンソーを購入し、自己山林の立木を一人で伐採、運搬、製材依頼する。

平成17年5月24日  弓道 推薦教士号授与  高橋利男

立木伐採

材木の運搬搬出

         丸太柱の根元を3尺ほど火で焼き、土中に埋める「掘っ立て」工法。

床下工事(水平を張り)

建具は旧母屋の古いものをすべて利用し、床板フローリングと
屋根トタンは購入。

「トイレ」も自己発案.簡単設計で (女用.男用)を附設。
 古い洗濯機の水槽を利用(半.水洗)     

平成9年11月

練習風景




  3ヶ月かけて、
 間口4間×奥行5間
 ヒサシ4間×2間の
 三人立弓道場
   「高橋庵」が完成。
的場(アヅチ)は極.簡単設計で構築。山砂を耕運機で運んでつくる。
また、近的(28m)の左斜め後方にに(60m)の遠的をつくる。
  

近的28mと 遠的60m(左斜め後方)

遠的の射位は近的と同じ位置から、体を左斜めに向いて60mの
的(100cm)を「3人立」で行射します

大三

引分と会

離れ




 


                        雪の「高橋庵.弓道場」


 道場内には 建築の設計 建て方.順序の写真  人生経験.趣味の記録資料. 郷土史資料の数々
 を展示してあります。

 インターネット版 「高橋庵」をご覧の皆様  トップ頁.項目をお暇の折りゆっくりご覧になって頂き 
 是非実物の「高橋庵」にも 機会がありましたら是非お立ち寄りください。  

    
矢文(メールをクリックすると道場主.アドレスがでて、すぐメール送信が出来ます。

 

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