ボラ釣り談義

東庄河口堰


ボラ釣り(大物)私

 小学校の四、五年生頃、裏山から細い生竹を切ってきて釣り竿を作り、フナ釣りをした記憶があります。その後大人になってからも釣りをしてみたいな?とは思いながら、何かと忙しく釣り道具を求めることもなく、無心に釣りをしている太公望の姿を見るにつけ、羨ましく、何時かはやって見ようと心に誓うだけで過ぎてしまいました。
 昨年の秋頃、弓道の友達「I」さんから「ボラ釣りをやって見ないか、面白いよ」と云われ、いろいろと講釈を聞いている中に、一日中静かにウキを眺めているフナ釣り(最近何かの折に、私の知人である佐原のフナ釣りベテラン岩沢秀男氏の「へら残映」という本を読ませて貰い釣りに興味を持ち始めていた)…よりもボラ釣りは、私の性分に合っているのではないかと、自分だけで思い、或る日、見学に出かけて行きました。

 餌をつける様子もなく、仕掛け(擬似餌のヒラヒラのゴムの下にボラ針がつけてある)がつけてあり、それを少しく上下させていてアタリ見たいを感じたとき、グイと竿を上げひっかけてしまう見たい(ひっかけ釣りの上手下手はこのタイミングだけがコツらしい)口、腹、しっ尾、どこでもかまわずにひっかけてしまうのである。

 40センチ位のがひっかかると10mの竿は満月のようにシナリ、徐々に引き上げていく様子は実に豪快である。早速に竿を借りて、Iさんから釣り方の教授を受ける。「ギャング」と言う遠くへ投げてリールを巻く、投げ釣りの方法も教わった。

私は見たボラの群遊     

 一回の見学で私の性分が、すっかりボラ釣りに熱が上がってしまいました。

 早速に「I」さんに釣具店に連れていって貰い、10mの竿と5mの投げ釣りの竿を買い求めました。  翌日からボラ釣り人の仲間にいれて貰い、技術を磨くことになりました。素人の
私にも面白い程かかり、帰りには一人で持ちきれないで車まで手伝って貰い運び
ました。フナを釣る人は、皆川へ帰してしまうそうです。

           
             

 ボラを釣る人は小さい物はすぐ放してしまいますが、大体の人は獲物は持って帰ります。 「I」さんや釣り師の仲間連に、ボラのおいしく食べる方法、(ス味噌でアライ、焼く、煮る、フライ、等塩で身をしめる加減)…包丁さばきの技術を教わり上達するよう心掛けたいと思います。

                                   ボラ釣り 大漁                「ボラ」のさんまい 

 私の疑問? ボラ釣りは秋11月頃から翌春3月一杯頃までだと云います。この期間毎日、大勢の人がこんなに釣り上げても(何t?)何故減らないのか? ボラは冬の間、脂がのっていて目も見えなくて、餌も食べないとのことなのに、何故泳いでいて針に引っかけられてしまうのか。そんなにも沢山群遊しているのかな? それと、潮の満干の為か大物ばかりバンバンかかる時と、小物ばかり獲れる時がある。
 いろいろ不思議なことが多いので、水の中の様子を見てみたい気がします。 誰方かこれらの事にくわしい人が居りましたら教えて
頂きたいと思います。
 ボラ釣り一年生の「ヤボ談義」でした。

                 10メートル の竿                   「とあみ」      

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